【先行販売品】Bianco "Trebez" ビアンコ・トレベツ 2004 白 750ml / Dario Princic ダリオ・プリンチッチ

5,900円(税込6,490円)



『Dario Princic ダリオ・プリンチッチ』

長期マセラシオンでも人なつっこい『トレベツ』

オスラヴィアの代名詞ともなった長期マセラシオンによるオレンジワイン。その中でもダリオのワインはその人柄を表 すように人なつっこく華やかな味わい。

スタンコ・ラディコンに学んだ

世界的にも「オレンジワイン」として人気となった「コッ リオ」。有名生産者が揃うが「ダリオ・プリンチッチ」の ワインはその中でも個性的。 「ヨスコ・グラヴネル」の親友であり、「スタンコ・ラディ コン」やラ・カステッラーダの「ニーコ」とは同級生。仲 良しの造り手達は歴代ワイン造りの家系。 「ダリオ・プリンチッチ」は違った。若い頃は近隣のレ ストランやホテルに食材や「グラヴネル」「ラディコン」 のワインを卸す仕事をしていた。

『サラミ、チーズ、ワイン。地元の職人による美味し いものだけを扱っていた。美味しいものを知ること はワイン造りで最も大切』

友人の造り手達のワインが人気になっていく中、ワイ ン造りへの情熱を抑えられず、1993 年にワイン造り を開始する。

『栽培、醸造の技術的なことの多くはスタンコ・ラデ ィコンから教わった。彼のワインが一番好きだったし、 一番シンプルだったから』

コッリオの人気生産者の中で最も歴史の浅い造り手 だが独特の個性で今や大人気となっている。




マセラシオンは短く変更

10 年間ワインは全く売れなかった。「ラディコン」や 「ラ・カステッラーダ」、「グラヴネル」が世界的に注 目を集める中、彼等は経営するバールで自分のワイ ンを販売していた。

『ダリオ・ビアンコとロッソは余ったワインをブレンドし たもので、元々自分の店で提供していた』

彼等のワ インを早くから理解し、応援してくれた日本の為に閉 店した今でも日本とベルギーの為にダリオ・ビアンコ とロッソを造り続けている。 2004 年、自然なワインの造り手達が開催している試 飲会「ヴィッラ・ファヴォリータ」で「ビアンコ・トレベツ」 が注目を集める。

『トレベツはマセラシオンをした白ワインなのに華や かで女性的。他の造り手のワインと比べて全く違っ た個性を持っていた』

彼等のワインはマセラシオンをしても、果実のピュア さやジューシーさが残っていてシリアスすぎない。 飲み手を楽しくさせる美味しさがある。最近のダリオ のワインは更に軽やかさが増している。

『マセラシオンを少し短くして品種個性を感じられる ようにした。昔の自分のワインは重すぎた。華やか で楽に飲めるワインが理想』

ワイン造りはスタンコ・ラディコンに教わった。しかし、 ラディコンとは全く違うワイン。ダリオの人柄を表すよ うにチャーミングで近寄りやすい。

『スタンコのワインは大柄で屈強な男という感じ。僕 等のワインは柔らかい女性のようなワイン。人がワインを造るから』



軽やかさと旨みの両立

畑は「コッリオ」の丘の中腹、自宅周辺に所有。20 年以上、一切化学薬品を使用していない。

『3年に 1 回程度堆肥を撒く位で何もしなくて大丈夫。下草と葡萄枝が肥料になる』

この地域特有の「ポンカ」と呼ばれる石灰岩が特徴。 白亜紀初期〜第三紀漸新世の泥岩や粘土土壌。 「コッリ・オリエンタリ・フリウリ」よりも古い土壌。 醸造はシンプル。収穫した葡萄は木製の開放発酵 桶に投入。自然酵母のみで発酵。区画毎に分けて 発酵させる。 温度管理はしない。発酵温度が 32 度を超えるよう ならば冷房をかけて対応。マセラシオンは果皮の状 態を見ながら調整。

『暑く完熟した素晴らしい年、2011 年のリボッラで 2 週間のマセラシオン。熟度の悪い年はえぐみが出 るので短めにする』

熟成は古い木樽。フィルタリング、清澄も行わない。 ワインが良い状態になったらアッサンブラージュして ボトリング。 この時に極少量(20mg/L 程度)SO2 を添加する。


ワイン名:Bianco "Trebez" ビアンコ・トレベツ 2004 白 750ml
生産者:ダリオ・プリンチッチ
産地:フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
ブドウ品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・グリ

2004トレベツ!!!旨い!!

改装されたダリオ家の奥深くの倉庫に寝ていた2004年のビアンコ・トレベツ。16年も熟成されていた訳です。実は、これ今でさえ笑い話になっていますが、当時は深刻な問題でした。

2004年のワインを醸造し、2005年の冬にはアッサンブラージュし、いつものように大樽に入れて熟成。2回夏を体験させ、2006年の夏を過ぎたところでボトリングするタイミングになりました。

このタイミングでボトリングをしないと次のワインを大樽に入れる事ができないので必ずボトリングしなくてはなりません。しかし、この年、ダリオはガンが発覚し、緊急入院することに…。

何とか収穫と発酵は終わらせましたが、ボトリングは自分で行う事ができず、当時、20代だった息子が1人でボトリングに挑戦することになりました。勿論、ダリオ同様にフィルターを通さず、自然なデキャンティングだけで澱を取り除き、ボトリングする訳です。

月の満ち欠けによる引力や澱の状態を見ながら、澱が入らないようにボトリングするのです。
パカレなど多くの造り手はボトリングこそが造り手の技量が試されると言います。

それくらい難しい作業でワインを決定付けてしまう作業なのです。一見うまくいったボトリング。瓶熟成1年を経て、出荷しましたが、一部のロットで生きている澱が若干入ってしまったらしく、発泡していることが発覚…。

出荷を停止し、忘れることにしました。やっぱりボトリングは繊細な仕事なんです…。
今年の春、ダリオ家で開けたのが、このワイン。もう発泡は落ち着き、良い状態でした。

ダリオの手術も成功し、息子も醸造を学び、成長し、今では2004年のトレベツも笑って飲めますが、
当時のダリオ家は金銭的にも余裕がなく、結構大変な事だったよう。

そんな思い出の16年熟成トレベツ2004を倉庫に残っていた600本全部もらってきました!
最高に美味しいですよ!(インポーターより)

※先行販売品の為、6/7以降のお届けとなります※

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